メリット・デメリットからあなたに最適なお部屋を見つけよう

引越しを検討する際、「次は角部屋にしようか、それとも中部屋にしようか…」と悩んだ経験はありませんか？
角部屋には開放感や通気性の良さといった魅力があり、人気が高い傾向があります。一方で、中部屋にも暮らしやすさにつながるメリットがしっかり存在します。

ここではそれぞれの特徴をくわしくご紹介しながら、あなたに合うお部屋選びのポイントを解説します。

角部屋と中部屋の特徴を理解しよう

物件探しでは、「人気がある＝自分に合う」とは限りません。
角部屋にも中部屋にも異なる魅力と注意点があり、ライフスタイルによって選ぶべき部屋が変わります。

家賃を多少上げても角部屋を選ぶ方がいる一方で、住み心地の良さやコストパフォーマンスの高さから中部屋をあえて選ぶ方も少なくありません。
まずは両者の違いを正しく理解し、理想に近い住まいを選びましょう。

■ 角部屋のメリット・デメリット

総戸数が多いマンションほど角部屋の数は限られているため、空室が出ると「ラッキー」と感じる方も多い人気の部屋です。では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

角部屋のメリット

● 隣接する住戸が少なく、生活音が気になりにくい

角部屋は隣と面するのが1戸だけの場合が多く、中部屋よりも隣人の生活音が響きにくい傾向があります。静かな環境で暮らしたい方にぴったりです。

● 通気性が良く、風が抜けやすい

窓が2方向にあることが多いため、風通しが良く、空気の入れ替えがしやすいのも大きな魅力。湿気がこもりにくい点も人気の理由です。

● 日当たり・眺望が良い

角部屋は採光面が多く、室内が明るくなりやすいのが特徴です。眺望が良い物件も多く、開放感を求める方には理想的な環境といえるでしょう。

● プライバシーを確保しやすい

廊下を通る人が少ないため、人目が気になりにくく、玄関前のプライバシーを保ちやすい点もメリットです。

角部屋のデメリット

● 結露が発生しやすい

外気の影響を受けやすいため、季節によっては結露が発生しやすい傾向があります。対策をしっかり行う必要があります。

● 冷暖房効率が悪くなりがち

冬は冷え込みやすく、夏は暑さがこもりやすいことも。光熱費がやや高くなるケースもあります。

● 外からの騒音が入りやすい

窓が多く外壁に面しているため、車の音など外部の騒音が気になる場合があります。

● 家賃が割高

需要が高く希少性もあるため、同じ間取りでも角部屋は家賃が高めに設定されていることが一般的です。

■ 中部屋のメリット・デメリット

新築マンションなどでは、「角部屋から埋まる」という傾向がよく見られます。しかし、中部屋が最後に残るからといって、住みにくいという意味ではありません。中部屋ならではのメリットもたくさんあります。

中部屋のメリット

● 結露が発生しにくい

外壁に面する面積が少ないため、外気の影響を受けにくく、結露が起きにくい点は大きな強みです。

● 冷暖房が効きやすく光熱費を抑えやすい

外気の出入りが少ないため、エアコンの効きがよく、電気代を抑えたい方におすすめです。

● 遮音性が高く外の騒音が入りにくい

外部に面した窓が少ない分、外からの騒音が入りづらい傾向があります。静かな住環境を求める方にも向いています。

● 家賃が抑えられる

角部屋と比較すると家賃が割安なケースが多く、同じマンションでも費用を抑えつつ快適に暮らせる点が大きな魅力です。

中部屋のデメリット

● 日当たりが悪い場合がある

窓が1面のみの物件が多く、建物の向きによっては室内が暗く感じられることがあります。

● 通気性が良くない

風の通り道が1方向しかないため、効率よく空気を入れ替えるには玄関を開ける必要がある場合もあります。

● 開放感に欠ける

窓が少ないことで閉塞感を感じてしまう方もいます。明るさや風通しを重視する方は注意が必要です。

● 玄関前のプライバシーが確保しにくい

中部屋は奥の住戸の住人が前を通るため、玄関先のプライバシーが低めです。人通りが気になる方はチェックしておきましょう。

■ あなたにとって「良いお部屋」とは？

角部屋・中部屋にはそれぞれ魅力と注意点があります。
大切なのは「自分のライフスタイルに合うのはどちらか」を明確にすることです。

• 静かな環境・明るさ・開放感を重視するなら → 角部屋

• 光熱費や家賃を抑えたい・外の騒音を避けたいなら → 中部屋

内見時に実際の光の入り方や騒音、風通しを確認することで、より後悔のない選択ができます。
今回の内容が、あなたにぴったりのお部屋を見つけるヒントになれば幸いです。