不動産コラム

2026/1/14

内見で後悔しないために|失敗しないお部屋チェックのポイント

お部屋探しにおいて、写真や間取り図だけでは分からない部分を直接確認できる「内見」は非常に重要なステップです。条件に合う物件が見つかったら、次はいよいよ現地での確認となりますが、内見の進め方次第でその後の満足度は大きく変わります。

人気の物件は、内見中や検討中に他の方から申込みが入ることも珍しくありません。そのため、事前準備をしっかり行い、限られた内見時間を有効に使うことが、理想のお部屋を逃さない最大のポイントです。
ここでは、効率的な内見の進め方から、室内・共用部・周辺環境まで、見落としがちなチェックポイントを分かりやすく解説します。


効率よく内見を進めるための事前準備

内見は早い時間帯から行動するのが基本

不動産会社で物件説明を受けてから内見に向かう場合、店舗での打ち合わせに約1時間、その後3〜4件内見すると、移動時間も含めて2〜3時間程度かかるのが一般的です。全体では約4時間前後を想定しておくと安心でしょう。

内見は「できるだけ早い時間帯」から行動することが大切です。不動産会社の営業開始が10時の場合、午前中から動いた方はお昼前後には意思決定が可能になります。
他の検討者がいつ内見しているかは分からないため、早めに内見し、早めに判断できる体制を整えておくことが、物件を押さえるうえで大きな差になります。

家具・家電のサイズ確認は内見前に済ませておく

内見後によくあるのが、「洗濯機が置けるか確認してから連絡します」といったケースです。しかしこれは、実はリスクの高い行動です。
同じ物件は複数の仲介会社から同時に内見可能なため、検討中のわずかな時間差で他の方に申込まれてしまうことがあります。

そのため、新居に持ち込む予定の家具や家電(冷蔵庫・洗濯機・ベッド・ソファなど)の寸法は、必ず事前に把握しておきましょう
内見時にその場で確認・判断できる状態を作ることで、チャンスを逃しにくくなります。

同居人・保護者とは事前に条件をすり合わせる

同居予定の方がいる場合や、保護者の了承が必要な方は、できれば一緒に内見するのが理想です。
難しい場合でも、希望条件や妥協点をあらかじめ共有しておくことが必須です。

再度内見できる保証はありません。募集図面を共有したり、ビデオ通話で内見中の様子を見せたりと、遠隔でも判断できる体制を整えておくと安心です。
なお、入居者本人でなくても内見は可能ですので、信頼できる方に同行してもらうのも一つの方法です。


内見当日に役立つ持ち物と基本姿勢

内見時には、以下のようなものがあると便利です。

  • スマートフォン(写真・動画撮影用)

  • 方角確認用アプリ

  • 家具・家電の寸法メモ

  • メモ帳(気づいた点の記録)

室内の写真や動画は自由に撮影できますので、後から比較できるよう、各部屋・収納・水回りなどをこまめに記録しておきましょう。
スリッパやメジャー、懐中電灯などは不動産会社が用意してくれることがほとんどです。


室内チェックポイント

玄関

  • 防犯面に不安はないか

  • 廊下幅や動線は十分か

  • 靴箱の収納量は足りているか

玄関ドアの幅が狭いと、大型家具や家電の搬入が難しくなる場合があります。鍵の種類(ディンプルキー・オートロックなど)も必ず確認しましょう。
1Kなどではキッチンが廊下にあるケースが多いため、通行のしやすさも重要です。

居室

  • 家具配置後の動線は確保できるか

  • デッドスペースは多くないか

  • 圧迫感を感じないか

  • クローゼットや収納の容量

  • コンセント・テレビ線の位置

  • エアコンの設置状況・年式

居室は生活の中心となる空間です。間取りの形状や天井高、床や壁の色によって、同じ広さでも印象は大きく異なります。
第一印象で違和感がある場合、入居後に後悔するケースも少なくありません。直感も意外と重要な判断材料になります。

方角・眺望

  • 日当たりは十分か

  • 向かいの建物との距離

  • 視線が気にならないか

南向き・東向きは人気ですが、建物が近いと採光や風通しが悪くなることもあります。
一方で、西向き・北向きでも視界が開けていれば快適に暮らせる場合も多く、実際の環境を必ず現地で確認することが大切です

バルコニー

  • 雨に濡れにくい構造か

  • 防犯面の不安はないか

1階だからといって必ずしも危険とは限りません。2階・3階でも施錠が甘くなりがちなため、防犯意識はどの階でも重要です。

キッチン

  • シンクの高さは合っているか

  • 作業スペースは十分か

  • 収納量は足りているか

  • 冷蔵庫設置スペースに余裕はあるか

単身者向け物件では、作業スペースが限られていることも多いため、調理スタイルに合うかを確認しましょう。
冷蔵庫は放熱スペースやドアの開閉方向も要チェックです。

水回り

  • 浴槽の広さ

  • 洗面台の使いやすさ

  • 洗濯機防水パンのサイズ

  • シャワーの水圧

浴室乾燥機の有無も、生活の利便性を大きく左右します。
内見時に臭いが気になる場合でも、長期間未使用によるものが多く、水を流せば解消されるケースがほとんどです。


共用部分・周辺環境の確認

共用部

  • 廊下の構造(内廊下・外廊下)

  • ゴミ置き場やポストの清潔さ

  • 掲示板の内容

共用部分の管理状況は、建物全体の質を判断する重要なポイントです。

周辺環境

  • 駅からの実際の距離

  • スーパー・コンビニの位置

  • 街灯や夜道の安全性

  • 騒音の有無

  • バス路線の利便性

駅からの距離は、資料表記だけでなく実際に歩いて確認するのがおすすめです。
また、車やバイクの騒音は24時間発生する可能性があるため、周囲の道路状況も見ておきましょう。


まとめ

引越しは人生の中でも大きなイベントの一つです。だからこそ、内見では「なんとなく良さそう」で決めるのではなく、事前準備と冷静なチェックを重ねることが大切です。
希望条件を整理したうえで内見に臨み、納得できるお部屋を見つけましょう。

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