「インターネット無料」の賃貸物件、本当にお得?メリット・デメリットを徹底解説!
近年、インターネット無料をうたう賃貸物件が増えてきました。
在宅ワークや動画視聴、ゲームなど、ネット環境は現代の生活に欠かせないインフラのひとつ。
「無料」と聞くと魅力的に思えますが、実はメリットだけでなく注意しておきたいポイントもあるんです。
この記事では、インターネット無料の賃貸物件に住む際のメリットとデメリットを、わかりやすくご紹介します。
これからお部屋探しをされる方は、ぜひ参考にしてください。
インターネット無料物件のメリット
まずは、多くの方が魅力を感じる「メリット」から見ていきましょう。
◆メリット1:回線契約・工事の手間が一切不要!
通常、引っ越し後にネットを使うには、
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インターネット回線業者との契約
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工事日の調整
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開通工事の立ち会い
といった手続きが必要です。タイミングによっては開通まで1〜2週間以上かかることも。
しかし、インターネット無料物件であれば、すでに設備が整っているため、契約不要・即日利用可能なケースがほとんどです。
「引っ越してすぐにネットを使いたい!」という方には大きなメリットですね。
◆メリット2:費用がかからず、毎月の出費が抑えられる
個人で回線契約をする場合、以下のような費用がかかります:
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初期費用:1万〜3万円程度(契約手数料、工事費など)
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月額使用料:3,000〜6,000円前後
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プロバイダー料金:500〜1,000円程度
これらがすべて無料になると、年間で数万円の節約につながります。
固定費を抑えたい方や、短期間の入居を予定している方には特におすすめです。
◆メリット3:契約・解約トラブルのリスクがない
インターネット回線には「最低利用期間」や「自動更新」などの条件がついていることも多く、解約時に違約金(1万〜2万円程度)が発生することも。
ですが、無料物件ではこうした契約がそもそもないため、煩わしい手続きや違約金の心配がありません。
引っ越しや短期居住が多い方にとっては、かなりの安心材料といえるでしょう。
インターネット無料物件のデメリット
一方で、見落としがちな「デメリット」もあります。契約前にしっかり確認しておきましょう。
◆デメリット1:通信速度や安定性に不満が出る可能性も
無料物件の多くは、1棟全体で1つの回線を共用しているケースがあります。
そのため、入居者が多い時間帯(夜や週末)には通信速度が落ちやすく、動画の読み込みが遅くなったり、オンライン会議が途切れたりすることも。
高速・安定回線が必要な方は、「回線の種類(光回線か、CATVか)」「最大通信速度」「利用者数」などを確認するようにしましょう。
◆デメリット2:実質的に「無料」とは限らない
「無料」と言われていても、実はネット使用料が家賃や共益費に上乗せされている場合があります。
たとえば、周辺相場よりも1,000〜3,000円高い家賃設定になっていることも。
コスト面を重視する場合は、同エリアの他物件と比較して、トータルで本当にお得かどうかを冷静に判断しましょう。
◆デメリット3:セキュリティの不安がある場合も
建物によっては、簡易的なネット設備(LANポートに挿すだけで使える共有回線など)が設置されていることも。
この場合、他の部屋の入居者との回線が共有されており、外部からの不正アクセスや情報漏洩のリスクがゼロとは言い切れません。
Wi-Fiルーターの設置可否や、暗号化対応の有無、IPアドレスの割り当て方式など、事前に確認しておくと安心です。
まとめ:インターネット無料物件は「使い方次第」でお得!
「インターネット無料物件」は、一見するととても魅力的ですが、使い方やライフスタイルによってはデメリットもあるため、事前の確認が重要です。
特に以下のような方にはおすすめです:
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引っ越し直後からすぐにネットを使いたい
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月々の固定費を抑えたい
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ネットの利用は軽め(SNS、メール、ちょっとした動画視聴など)
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契約や解約の手続きが面倒に感じる
一方、オンラインゲームや高画質動画の視聴、リモートワーク中心の方は「通信速度・セキュリティ」にも注意しましょう。
物件選びの際は、「無料」だけに惑わされず、総合的なメリット・デメリットを理解して判断することが大切です。