賃貸物件での同棲を始める前に知っておきたいポイント
一人暮らしとは違い、賃貸での「同棲」という選択肢は、生活費の分担や毎日一緒に過ごせる安心感など、多くのメリットがあります。
しかしその一方で、家探しや契約手続き、実際の生活において気をつけたい点もたくさんあります。
本記事では、賃貸物件で同棲を始める際に押さえておきたい注意点や、よくあるトラブルを未然に防ぐための工夫、そしておすすめの間取りや毎月の生活費について詳しくご紹介します。
■ 間取りはとても重要!二人に合った空間を選ぼう
同棲を始めるうえで、まず考えたいのが「間取り」です。ライフスタイルや二人の関係性に合った間取りを選ぶことで、ストレスの少ない生活を実現できます。
● 1LDK(リビングダイニング+寝室1部屋)
一つの寝室に二人で過ごすスタイル。
コンパクトにまとまり、家賃も抑えられるのが魅力です。
ただしプライベートな空間がないため、互いの生活リズムがズレるとストレスに感じることも。相手との距離が近くなる分、思いやりや工夫が求められます。
● 2DK(ダイニング+2部屋)
お互いの部屋を確保できるため、仕事部屋や趣味スペースを持ちたい方にはおすすめです。
ただし、1LDKよりも家賃は高くなりがちで、築年数が古い物件も多いため、内装や設備もチェックしておきましょう。
■ 初期費用は一人暮らしよりも高くなることを想定
同棲を始める際は、引越し費用や家具家電の購入費など、一人暮らし以上の初期費用がかかります。
● 敷金・礼金
賃貸物件の契約時には、一般的に家賃1ヶ月分ずつが必要になるケースが多いです。
特に「同棲可」の物件は家賃設定が高めなことが多く、それに伴い敷金・礼金も高額になる傾向があります。
不動産会社や物件ごとに条件が異なるため、事前確認が重要です。
● 家具・家電の準備
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・エアコン・照明など、必要な家電を揃えるだけでもまとまった費用がかかります。
また、ソファやダイニングテーブルなど、二人で使う家具も準備しておきましょう。
すでに持っている物が重複している場合は、処分や保管の方法も相談しておくとスムーズです。
■ 審査・契約面の注意点|連名契約のメリットとリスク
同棲を目的とした賃貸契約では、審査が少し厳しくなる傾向があります。
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通常はどちらか一人の名義で契約を行うことが多いですが、収入面や信用面で不安がある場合は「連名契約」が選択肢に入ることも。
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ただし連名契約の場合、どちらか一方が退去しても、もう一方に契約上の責任が残ることがあります。
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万が一、破局などで同棲を解消することになった場合に備えて、「原状回復の費用負担」「契約の名義変更の可否」「退去時のルール」などを事前に確認・合意しておくことが大切です。
まとめ|同棲には準備とルールづくりが成功のカギ
賃貸物件での同棲は、生活費の節約や時間の共有など、多くの魅力があります。
しかし一方で、物件選び・契約・生活スタイルのすり合わせなど、事前の準備が不足しているとトラブルの原因にもなりかねません。
「どんな間取りが合っているか」「どのくらい費用がかかるのか」など、しっかりと計画を立てておくことが大切です。