不動産コラム

2025/8/20

内見で失敗しないために。確認すべきポイント・持ち物・時間帯を徹底解説

新しい住まいを探す際、物件の内見は非常に重要なステップです。
賃貸物件は写真や間取り図だけでは分からない点が多く、実際に現地で確認しなければ見落としてしまう可能性もあります。

「なんとなく部屋の雰囲気が良かったから」「デザインが好みだったから」といった理由で契約してしまうと、後々後悔につながることも。
本記事では、内見時に必ずチェックしておきたいポイントに加え、内見に適した時間帯や持参すべき持ち物についても詳しく解説します。
理想の住まいに出会うための準備として、ぜひ参考にしてください。


内見時に準備しておきたい持ち物一覧

内見は手ぶらでも行えますが、効率よく正確に確認を行うためには、いくつかの持ち物を用意しておくことをおすすめします。

1. 間取り図のコピー(拡大版がおすすめ)

内見当日は不動産会社が図面を用意してくれることが多いですが、念のため自分でも持参しておくと安心です。
できればA3などの拡大コピーにしておくと、メモの書き込みがしやすく、家具の配置や採寸もしやすくなります。
また、バインダーを一緒に用意すれば立ったままの記入も快適です。

2. メジャー(3m以上推奨)

冷蔵庫、洗濯機、ベッドなどの配置を検討するためには、正確な採寸が欠かせません。
3m以上のメジャーがあると、天井の高さや壁の幅など広範囲にわたる計測が可能です。
メジャーがなければ、スマートフォンの「計測アプリ」でも代用できますが、正確性を求めるならアナログのメジャーがベストです。

3. 筆記用具&家電サイズメモ

部屋の印象だけでなく、詳細な情報をしっかり記録するために、メモ帳とペンは必須アイテムです。
事前に自宅の家具・家電のサイズをメモしておけば、その場で設置の可否が判断できます。
「テレビが置けなかった」「冷蔵庫の奥行きが合わなかった」といった失敗を防げます。

4. スマートフォン(撮影・アプリ活用)

荷物をなるべく減らしたい方には、スマートフォンをフル活用するのもおすすめです。
内見時に役立つスマホ機能には、以下のようなものがあります。

  • カメラ機能(写真・動画):室内や設備を記録

  • メモアプリ:採寸値や気づいたことを記録

  • コンパス(方位磁石):部屋の方角をチェック(日当たりに直結)

  • 水平器(レベラー):床や建物の傾き確認

補足として、ビー玉を床に転がして傾きを確認するというアナログな方法も有効です。


内見におすすめの時間帯とは?目的に応じたタイミングを解説

内見の時間帯によって、見える情報や感じられる雰囲気は大きく変わります。
以下では、それぞれの時間帯で確認しやすいポイントをご紹介します。

日中(12時〜15時ごろ)

明るい時間帯は、室内の自然光の入り具合や、部屋全体の明るさ、日当たりを確認するのに最適です。
また、周辺住民の生活音や交通の流れも把握しやすく、「子どもがいるご家庭」や「在宅ワークをしている方」などにはとくにおすすめです。

【チェックポイント】

  • 窓からの景色・視線

  • 日差しの入り具合

  • 騒音(工事・交通・子どもの声など)

午前中(9時〜12時)

朝は出勤・通学など人や車の動きが多いため、周辺の交通量や人の流れが確認できます。

【チェックポイント】

  • 通学路・通勤ルートの安全性

  • ゴミ出しの様子

  • 朝の日当たり(東向き物件)

夜(18時以降)

夜の内見は、治安や生活音の確認に非常に役立ちます。
日中は静かでも、夜になると隣人の話し声やテレビ音が気になることも。

【チェックポイント】

  • 周辺の街灯の数、暗さ

  • 近隣の騒音(音楽・話し声)

  • 建物全体の雰囲気(怖さや安心感)

できることなら、朝・昼・夜の3回に分けて内見するのがベストです。時間帯による変化を比較することで、住んだ後の生活をより具体的にイメージできます。


内見時にチェックすべき重要ポイント

物件をより深く理解するためには、次のような点を重点的にチェックしましょう。

1. 防音性能

特に集合住宅では、上下左右の住戸との音の伝わりやすさが生活の質に直結します。

【確認方法】

  • 壁をノックして反響をチェック

  • 壁に耳を当てて隣の音が聞こえないか確認

  • 収納内の壁も音が通りやすい箇所なので注意

外部騒音が気になる場合は、二重窓の有無やサッシの密閉性もチェックしておきましょう。

2. 周辺環境・治安

物件自体が気に入っても、周囲の環境が悪ければ後悔の原因に。
昼と夜で大きく雰囲気が変わることもあるので、時間を変えて再度訪れるのが有効です。

【確認したいポイント】

  • 大通りや工場の有無

  • コンビニや飲食店の騒音

  • 学校や公園の音(子どもが騒ぐ時間帯など)

  • ゴミ置き場の清潔さやマナー

3. 収納の広さと使いやすさ

収納は「あるかどうか」だけでなく、「使いやすさ」も非常に重要です。

【チェック項目】

  • 奥行き、高さ、横幅(メジャーで測る)

  • 扉のタイプ(折戸・観音開き)

  • 湿気やカビ、シミがないか

  • 荷物が多い場合はクローゼットの数も要確認

収納が不十分な場合は、別途収納家具を購入する必要があるため、間取りや家賃とのバランスも考慮しましょう。

4. 水回りの状態

キッチン、洗面台、浴室、トイレは日常的に使用する場所のため、細かくチェックが必要です。

【チェック方法】

  • 水を流して水圧・水の色・においを確認

  • シャワーや蛇口にサビや劣化がないか

  • トイレの水位と流れ具合、便器の汚れや臭い

  • 排水のにおいが上がってきていないか

水圧が弱すぎる場合は、生活のストレスになるだけでなく、水道代にも影響する可能性があります。


まとめ:内見は「感覚」だけでなく「情報」で判断を

賃貸物件の内見は、「直感で良い」と思っただけで決断するのではなく、
客観的な情報と冷静な判断をもとに、慎重に進めることが大切です。

今回ご紹介したように、持ち物を準備し、時間帯ごとの特徴を理解しながら、
しっかりと現地確認を行えば、失敗のリスクを大きく減らすことができます。

後悔のない物件選びのために、ぜひこの記事を参考に、内見の準備を整えてみてください。

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