アパートとマンションの違いについて
みなさんはアパートとマンションの違いについてご存知ですか?
こちらは良く受ける質問の一つです。
マンション>アパートというイメージが何となくあるのかなと思います。
ただ意外かもしれませんが実はマンションとアパートは明確な法的規定はないんです。
そもそも英語で「mansion」とは、大邸宅や館を表す言葉であり、一般的な日本のマンションのような集合住宅は「apartment house」です。
高級マンションなら「luxury apartment」、分譲マンションなら「condominium」となります。
日本では誤った用法が広まってしまい、普通の集合住宅を「マンション」と呼ぶようになってしまいました。
では日本におけるマンションかアパートかの判断ポイントは何か?
それは『構造』になります。
一般的に「マンション」と呼ばれるものは主に下記の造りになります。
・鉄骨造(S造)
・鉄筋コンクリート造(RC造)
・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
一方、アパートはというと
・木造
・軽量鉄骨造
を主に指します。
ではマンションとアパートそれぞれどんなメリット、デメリットがあるか?
まずはマンションから
《メリット》
・躯体が鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリー造のため、耐震性や耐火性に優れている。
・アパートに比べ壁厚があるため、遮音性が高く隣や上下階の音漏れがしにくい。
・オートロックや防犯カメラなどのセキュリティがしっかりしていて共用施設が充実している。
《デメリット》
・建築コストが高いためアパートより賃料は高めになる。
・高層階に至っては地震が起こった時に揺れが大きく、またエレベーターが止まった際には避難が大変になる。
ではアパートは?
《メリット》
・建築コストが安いためマンションより賃料は安めになる。
・木造建築の場合は通気性が良く、結露しにくい。
《デメリット》
・マンションに比べ耐火性や遮音性が低い。
・オートロックや防犯カメラがない事が多く、セキュリティ面で不安がある。
結論としてはどちらが良い悪いではないのでお部屋探しの際に重要視されるポイントを踏まえてご自身の希望によって選択されるのがよろしいかと思います。